大学概要【2020年度実施分】産学連携による現場触発型キャリア教育(キャリア特論)の実践
経営学部
本事業は、地元企業1社にご協力いただきながら、教室での講義やグループワーク並びに企業現場での実習という2部構成で展開されます。前者では、協力企業から与えられた課題を受け、グループで手分けしながら、業界動向やそこでの協力企業の位置づけなどについて調査を重ね、その成果を反映させた課題解決案を中間プレゼンテーションで発表します。後者では、中間プレゼンテーションへのフィードバックから明らかになった提案内容の課題も踏まえつつ、夏期休暇中に2回協力企業を訪問し、実際に仕事を経験し、最終プレゼンテーションに臨むことになります。これらのプロセスを通じ、受講生が「働く」ことの意味を熟考するとともに、自身の望む「職業人生」とそれを実現するために不可欠な能力を明確化すること、これに伴い、専門課程の意義を理解しそれに対する学習意欲が高まることが期待されます。
ACTIVITY
2020年度キャリア特論初回授業の様子
2020/04/24
2020年4月24日(金)今年度第1回目のキャリア特論授業を行いました。本年度はATビジネス様のご協力を得ての授業となります。コロナウィルス感染拡大を受け、遠隔授業を余儀なくされているところですが、本授業もZoomミーティングを利用しての開講となりました。
初回授業の今日は、まずチームに分かれての話し合いを行い、チーム名とリーダー選出を行ったうえで、企業講師に合流していただき、企業説明や業界動向をお話しいただいた後に課題提示を行いました。
チーム名は、「NEXT」と「なん’s」に決まりました。また、今年提示された課題はそれぞれ「就活学生に“愛知トヨタの魅力“を伝える方法を企画しよう」、「若者層の顧客獲得にむけた営業方法を提案しよう」というやり甲斐のある内容となっています。
当面、対面でのグループワークができませんが、LINEやWebClass会議室機能などをフル活用して頑張ってください。
2020年度キャリア特論第2~3回授業風景
2020/05/08
2020年5月1日、8日に実施したキャリア特論の第2~3回目の授業は、企業講師のお二方から自動車業界の動向や営業という職種についてお話しいただきました。
具体的に、第2回授業においては、自動車産業の規模、CASEと呼ばれる技術革新のインパクト、Maas(Mobility as a Service)やサブスクリプションサービス「KINTO」といった新規事業について学びました。続く、第3回授業においては、前回講義時に与えられた「営業職について調べる」という課題について発表した上で、営業という職種が担っている役割、愛知トヨタにおける営業職等について学習しました。
劇的に変化する自動車産業、そして営業職のあり方について受講生たちは興味深げに聞き入っていました。
2020年度キャリア特論第4~5回授業風景
2020/05/22
2020年5月15日、22日に実施したキャリア特論第4~5回目の授業概要について報告いたします。
第4回目の授業ではこれまで学んだことを整理すると共に、今後の課題を明確化するため、グループワークに取り組みました。具体的には、「1.与えられた課題について、再考し、何を求められているのかグループでコンセンサスを得る、2.課題遂行に向けて、これまでの講義から得られた手がかりを明らかにする、3.逆に、課題遂行に向けて情報収集しなければならないことは何かを明らかにする、4.3を踏まえ、5月22日に質問すべきことを整理する、5.現時点におけるプレゼンの方向性を提示する」という5つの課題について話し合い、結論を報告してもらいました。
翌週の第5回目の授業には名城大学経済学部を2018年に卒業された先輩社員の小島様にご参加いただき、ご自身の就職活動体験、ある1日の仕事スケジュール、会社や仕事に対する思いなどについてお話を頂戴しました。年齢が近いこともあってか、受講生たちは普段以上に積極的に発言をしてくれました。また、そうしたやり取りを通じて、課題遂行のための有益な情報を多々得られたようです。