プロジェクトリーダー
薬学部 4年 鳥居 恵一さん
PROJECT START
自分の力で人を助ける大切さを。
私は薬学部に入学してから感じていたことがありました。それは、薬学の知識と違う目線で「直接、人を助ける大切さ」を社会に発信することはできないか?と言う事です。
直接的に人を助けるものとして、BLS(Basic Life Support:一次救命処置)に興味がありました。社会貢献の一環としても、このBLSを学習できる機会を作りたい!そんな思いからプロジェクトを立ち上げることになりました。
WHAT WE LEARNED #01
突然、隣の人が胸を押さえて
倒れたらどうする?
緊急時、正しい知識のもとで行動できる人は少ないのではないでしょうか。その場の人に協力を仰いだり、冷静に自らが応急処置できるべきですが、その知識や技術を学べる機会は多くありません。薬学や医学を学ぶ学生として実践力を身につけるために、BLSを学び合っています。様々な仮定のシチュエーションに対して、考察と実践に取り組む中で「自分たちにできること」を見出していきます。
WHAT WE LEARNED #02
BLSのアウトプットとして
メディカルラリーを開催。
メンバーが知識を身につけたタイミングで、参加者を募ってメディカルラリーを開催しました。これは、医療の知識や技能を実践するワークショップのこと。消防署の方にも参加してもらうことで、外傷の知識や対応のアドバイスをいただくことができました。企画時の想定よりプロジェクト規模が大きくなり、メンバー内での運営は大変でしたが、参加した一人一人の学びがある機会になりました。
WHAT WE LEARNED #03
正解がないからこそ
学び合い、考え続ける。
メディカルラリーでは、開催ごとに人の行動は異なり想定外ばかり。それは参加者自らが考え、行動してくれた結果。正しい応急処置や「すべき行動」はあれど、環境や状況は一つとして同じものはありません。メディカルラリーのたびに刺激があり、メンバー同士で学び合うこの機会は、継続することに価値があると感じます。また、この知識を活かして、多くの人に普及していく活動も続けたいと考えています。
プロジェクトリーダー
薬学部 4年 鳥居 恵一さん
PROJECT SUMMARY
知ってもらうこと。そしてより深い学びへ。
この一年は、BLSの存在を知ってもらうことを優先し取り組んできました。一次救命処置の大切さを知らない人に伝える、そのノウハウを得ることができました。
来年度は、メンバーの知識?技術を継続的に高めること、参加者の皆さんが楽しんで参加し理解できる企画?運営をすることの2つを課題にしています。メンバーだけでなく外部の専門家の方々により協力を仰ぎ、プロジェクトの質を上げていきたいと思います。